ダリオ・アルジェントの店『Profondo Rosso』
(2003年7月11日)


2003年6月30日(月)、ダリオ・アルジェントの店『Profondo Rosso』に行ってきました。
ローマを訪れるホラー映画ファンにとってはある意味"聖地"といえるこの店ですが、置かれているグッズはキモカワ系フィギュア、C-3POやダース・ヴェイダーのマスク、いかにもTシャツプリントごっこで刷ったような白黒Tシャツなど、どことなく東急ハンズ臭が漂う店構えでした。
そのへんが、さすがジャーロの国イタリアということで楽しくもあったのですが、わざわざ来てこのていたらくかよ!と怒る人もいるかも知れません。
店番はルイジ・コッツィという、『スタークラッシュ』や『超人ヘラクレス』などを監督した人です。
店内にはこの人が書いた本(『Profondo Rosso』出版から出てる)がいっぱい置かれています。
ローマに行かれた際にはぜひ!

お店はローマ地下鉄のLepanto駅近く、Via Del Gracchi 266(グラッキ通り)で、公式ウェブサイトはここです。

で、この店の名物が地下にある"ダリオ・アルジェント秘宝館"。
一応入場料が3ユーロとなっているのですが、買い物をするとタダで入れてくれることもあります。



店の前。
手を振っているのがルイジ・コッツィです。
「あなたがあのコッツィさんですか!」と言ってネタを振ると喜んでいろいろ話してくれます。


階段を下りて地下の秘宝館に入ると、いきなり牢の中でフレディ・クルーガーとダース・ヴェイダーが戦っています。
ヴェイダーのライトセイバーが折れてたり、はっきり言ってショボイです。


死体が寝てます。


そこら中にこういうのが置いてあります。


壁からこういうのも生えてます。


こういう人もぶら下がってます。


薄暗いから気付かないけど、フラッシュを焚くとかなりキツイ出来ですな。


階段を下りたところにはこういうアルジェント肖像画があります。


店で出している雑誌です。
この号には「アルジェント秘宝館で起こる惨劇!」みたいな変なイタコミが載ってました。


コッツィが書いたアルジェント本。
これは英語なので、ぜひ押さえておきたいところです。


『Il Cinema Gotico e Fantstico Italiano』シリーズ。
Vol.1がマリオ・バーヴァ特集、Vol.2〜4が『Horror Made In Italy』。
Vol.5は一冊まるごと『サスペリア』特集です。
これ以外にも『Il Cinema Giallo e Thrilling Italiano』『AIP, Hammer e Dintoni』『Tutto Il Cinema Fanta-Horror In 4500 Dal 1929 a Oggi』などのシリーズがあり、買ってたらキリがありません。
いずれもイタリア語ですが、白黒の図版が充実しています(女の裸もあり)。


ハマー本。
イタリア語です。
コッツィ著。


おまけ。ローマのレコード店です。
左は『Profondo Rosso』と同じVia Del Gracchiにある『Doctor Music』。
番地は忘れたけど、ずっと若い方です。
パンク&ガレージ系が充実していて、中古アナログ盤もたくさんあります。
右は『Metropoli Rock』。テルミニ駅近くのVia Cavourにあります。
こちらは中古アナログ盤が山のようにあります。
ピンク・フロイド『WATER'S GATE』のようなヴィンテージ・アナログ・ブートレグもあったりします。





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