Z



ZEN
SO VERY ZEN
(1999 / Froghouse FROG006)
doom / space / 70s rock / sludge

経歴不明のスウェーデンの3人組による10"。内ジャケットの写真を見るとえらくフケて見える。レイフ・エドリング(CANDLEMASS)主宰の『Froghouse』からのリリース。
ブルース・リーのジャケットは内容と全然関係なく、ヘヴィなリフに乗せたドゥーム・ロックを聴かせている。一部ALICE IN CHAINSを彷彿させる歪んだメロディ・センスも感じられるのが面白い。
B面ラスト「God Of Guilt N' Greed」後半でのフリークアウト・ジャムに一瞬おっ!となるが、もうひとつ狂いっぷりが足りない気も。楽曲も演奏も良いだけに、もうひとつプラスアルファがないのが残念。
2003年にフルレンス・アルバム『THE SOUND OF SHIT HAPPENING』(Muse Entity Records MERCD004)をリリースした筈だが、未確認。

(03/09/17)
★★★★★ ★★



ZEROCHARISMA
FLIP THE MAN
(2000 / Monster Zero MZR003)
kickass fuzz rock'n'roll

フィンランドの爆走バカのデビュー作。5曲入りCDEP。
FU MANCHUから髪の毛を3本抜いたようなローIQファズ・ロックをプレイ。
良い曲を書くとか巧みに演奏するとか考えず、ただ気合い一発のロックンロールで勝負しているのがナイス。
芸がないといえばまったくないのだが、問答無用のバカロックぶりに脱帽&土下座。
ちなみにバンド名は"ゼロカリスマ"と読む。
本作リリース後、シンガーのヤニが脱退。

(02/02/25)
★★★★★ ★★★



ZEROCHARISMA
Voodoo Science b/w Liftin' Phoenix
(2001 / World 001)
kickass fuzz rock'n'roll

新シンガーにマンネを迎えてリリースした7"。
『FLIP THE MAN』と較べてまったく音楽性に変化がなく、A面が爆走ロッカー、B面がファズ・グルーヴ・チューン。
こいつら2種類しか曲を書けないのか?と疑いたくもなるが、カッコイイのでオッケー!
500枚限定。

(02/02/25)
★★★★★ ★★★



ZEROCHARISMA
CHIEFS & CAPTAINS
(2003 / Daredevil DD020)
fuzz rock'n'roll

5曲入りEP。
音楽性の幅がやや拡がり、「Cobra」「The Deal」などの爆走系カラーを残しながらもスロー・ストーナー曲「Re-Locate」やリフが面白い「Captain」など、5曲それぞれの表情が異なっている。
爆走ロッカー一辺倒の時代と較べて音楽がグレードアップしたわけでもないし、本作での変化が必ずしもプラスに働いているとは言えないが、次の作品で開花するか?
ひとまず本作の爆走系ナンバーはカッコ良いので、中古盤屋で見かけたら押さえておく価値はあり。

(03/09/17)
★★★★★ ★★