SUNN O)))
改装中です。
画像をクリックするとamazon.co.jpの該当アルバム・コーナーに飛びます。



SUNN O))) (THE GRIMMROBE DEMOS)
(2000 / Hydrahead/HH Noise Industries 2XH-001/HH666-93 / Southern Lord SUNN37 / デイメアレコーディングス DYMC-023)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

THORR'S HAMMER〜GOATSNAKEのグレッグ・アンダースン、同じくTHORR'S HAMMERのスティーヴン・オマリーによって結成されたヘヴィ・ドローン・バンドのデビュー・アルバム。
EARTHへのオマージュとして結成されたプロジェクトで、全編重低音ギターによるディストーションの嵐。
ドラムスもヴォーカルもなく、延々と地べたを這う低音ノイズが続く。
ただ、まるっきりアヴァンギャルドな訳ではなく、GOATSNAKEを思わせるBLACK SABBATH直系リフもあり、比較的聴きやすい(あくまで"比較的"だが)。
本作は1998年4月に行われた初レコーディング音源。
オリジナル盤には「Black Wedding」「Defeating Earths' Gravity」「Dylan Carlson」の3曲が収録されていたが、いずれも15分以上のロング・ナンバー。
EARTHのディラン・カールソンからタイトルを取った曲があることからも判る通り、2nd〜3rd期EARTHへのオマージュといえる内容。
オリジナルHydrahead盤は限定500枚のスペシャル・パッケージ盤CDで、紙ジャケに帯が付き、それがまた黒ビニールに封入されていた。
リリース当時はまだ知名度も高くなかったため、しばらく店頭で見かけたが、現在では超レア盤としてマニア垂涎の一枚となっている。
2003年10月にはOutlaw Recordingsからアナログ盤2枚組(限定218セットのピクチャー・ディスク仕様)がリリースされ、あっという間に売りきれた。
こちらは封蝋のされているものは死ぬほどレア。
2005年2月、Southern Lordレーベルから再発されたことで、容易に聴くことが出来るようになった。
このヴァージョンはリマスターされ、ボーナス・トラック「Grimm And Bear It」入り。
CDは通常のジュエルケース入り、LPは初回盤がブルー・スワール・カラー盤、セカンド・プレスがパープル盤だった。
2007年10月にExpanded Editionとして日『デイメア・レコーディングス』から新装再発された。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★★



00 VOID
(2000 / ビクター VICP-61089)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

元KYUSSのスコット・リーダーがプロデュース、MELVINSの「Hung Bunny」を「Rabbitt'sRevenge」としてカヴァーするなど、外的ファクターも取り込んでいるぶん、『THE GRIMMROBE DEMOS』と較べると"音楽的"。
バンド名はアンプメーカーのSUNNから取ったものだが、地球(EARTH)に対する太陽(SUN)という意味もある。
日本盤も2000年6月に発売されたが、英『Rise Above』経由の配給で、メタルのりで売られたのと、時代が彼らに追いついていなかったため、正当な評価を得ることがなく廃盤に。
2008年2月にExpanded Editionとして日『デイメア・レコーディングス』から新装再発された。
アルバム・タイトルは"ダブル・オー・ヴォイド"と読む。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★



FLIGHT OF THE BEHEMOTH
(2002 / Southern Lord SUNN15)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

ヘヴィ・ドローン道を貫きながらも、EARTHフォロワーを脱却。シンセやドラムス、人間の吼え声もフィーチュアするなど、世界観を大幅に拡大させたアルバム。
「)))Bow 1」「)))Bow 2」はMERZBOW=秋田昌美がミックス。ドゥーム・リフとハーシュ・ノイズがせめぎあう慈愛なき空間が展開される。
「F.W.T.B.T.」はMETALLICAの「For Whom The Bell Tolls」を下敷きにしたものだが、言われるまで(言われても?)気がつかない大胆なアレンジぶりで、 彼らの創造性の開花ぶりを窺わせる。
アナログ盤にはボーナス曲「Grimm And Bear It」が収録されていたが、現在『THE GRIMMROBE DEMOS』再発盤で聴くことが出来る。
2007年10月にExpanded Editionとして『デイメア・レコーディングス』から新装再発された。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★★



WHITE1
(2003 / Southern Lord SUNN25 / デイメアレコーディングス DYMC-026)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

2003年4月リリースの4作目にして、"WHITE"シリーズの第一弾。
SUNN O)))オールスターズと呼んでも過言でないゲスト陣が参加、さらに拡大した音のダイナミクスとアンビエンスで魅了する。
グレッグとスティーヴンに加えて、ジョー・プレストンとレックス・リターが準メンバーとして参加。
25分16秒の「My Wall」では重低音ドローン・ノイズに乗せて、ジュリアン・コープが自作詞を朗読している。 「The Gates Of Ballard」ではTHORR'S HAMMERのルンヒルド・ガメルセターが呪術的な普通ヴォイスでノルウェー民謡を歌う。
「A Shaving Of The Horn That Speared You」はスティーヴンとレックスのノイズが蛇のように絡み合うアンビエント色の強いナンバー。
本作をきっかけにイギリスで注目度アップ、subterranean metalという呼び名もつけられた(あっと言う間に死語となったが)。
アナログ盤二枚組LPは限定500セット。そのうち36セットにはSUNN O)))枕カバーが付けられた。
この頃からSUNN O)))コレクターが目立つようになったという点でもターニングポイントとなる作品だった。
2007年4月にExpanded Editionとして『デイメア・レコーディングス』から新装再発された。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★★



VEILS IT WHITE
(2003 / Thin The Herd TTH12
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

『FLIGHT OF THE BEHEMOTH』からのトラックをKHANATEのジェイムズ・プロトキンがリミックスした片面アナログ12"。
タイトル通り、SUNN O)))サウンドにプロトキン柄のベールを被せたようなダークで迫力のあるリミックスとなっている。
アートワークを手がけているのはMartynas Meskauskas。
リトアニア出身のアーティストである彼はANUBIというワンマン・バンドでLord Ominousを名乗っていたが、訪米中の2002年3月30日、ミシガン湖に鮭釣りに行った際に船が転覆、この世を去った。
本作は彼へのトリビュートでもある。
2003年8月に限定500枚が売り出され、速攻で売り切れた。
(裏ジャケにも500枚とあるが、実際には追加200枚がプレスされた説もあり)
片面アナログ12"のみのリリースで、音源が刻まれていない方にはMeskauskasによる版画が描かれている。
一応★★★★★ ★★★としてみたが、星の数など無意味。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★



LIVE ACTION SAMPLER 2004
(2004 / 自主制作 no number)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

2004年のプロモーション用に作られたベスト盤。
CD-R二枚にたっぷり2時間以上が収録されている。
収録曲は以下のとおり:

Disc 1:
Mocking Solemnity (from Flight Of The Behemoth)
Death Becomes You (from Flight Of The Behemoth)
NN))) (from 00Void)
Hell-0)))-Ween (demo for WHITE2/後に『LET THERE BE DOOM II』に収録)
Catch 22 (Surrender Or Die) (from Merzbow Frog Mix)
A Shaving Of The Horn That Speared You (from WHITE1)

Disc 2:
My Wall (from WHITE1)
Live @ Camden Underworld Halloween 2003 (unreleased/後に『THE LIBATIONS OF SAMHAIN』としてリリース)

何枚作られたかは不明だが、おそらく50枚前後?
少なくとも2種類のジャケットが存在する。
もちろん内容は凄すぎるが、ホームメイドのCD-Rだし、全曲よそでも聴ける音源なので、目を血走らせて探すほどではない。

(05/04/16)
★★★★★ ★★★



THE LIBATIONS OF SAMHAIN
(2004 / Bastet BAST0002)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

2003年10月31日、ロンドンの『カムデン・アンダーワールド』でのライヴ。
全49分、フルヴォリュームにすることで、彼らのライヴを体感することが出来る。 「The Libations Of Samhain」という1曲扱いだが、実際には既発曲のリフ(「Hell-0)))-Ween」とか)とインプロヴィゼーションが交錯する、 メドレー式の組曲。
轟音の向こうに聴きおぼえのあるリフが顔を出し、一瞬安心させるが、次の瞬間またもや即興に突入、奈落の底に突き落とされる。
ボーナスは11月4日、イギリスResonance FM用に行われた16分のラジオ・インタビュー。
バンド名の由来、ライヴ・パフォーマンスについて、ジュリアン・コープとの出逢いについて、アッティラ・チハーについて、Southern Lordについて語っている。
新しい事実が明るみに出るわけではないが、SUNN 0)))について知っておきたい基本的情報を本人たちの口から聞くことが出来るのは嬉しい。
全部で500枚作られ、そのうち100枚がオレンジ色のジャケット。残り400枚が茶色ジャケットだった。
2007年4月、『WHITE1』Expanded Edition日本盤CDのボーナス・ディスクとして収録された。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★



WHITE2
(2004 / Southern Lord SUNN31 / デイメアレコーディングス DYMC-027)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

『WHITE1』に続いてゲストを迎えたSUNN O)))ファミリーによる"WHITE"シリーズ第二弾。
今回もジョー・プレストンとレックス・リターが準メンバーとして参加。
「HELL-O)))-WEEN」は初期の地獄ヘヴィ・ドローン路線を復活させながら、SUNN O)))屈指の必殺ギター・リフで14分11秒殺戮しまくる。
「bassAliens」はウェンディ・カーロスに捧げるという、アンビエント・トラックに途中から不純物ノイズが加わるインスト曲。
「Decay 2 (Nihil's Maw)」には元MAYHEMのアッティラ・チハーが参加。彼の地獄から湧き出る呻き声はサンスクリット語による詠唱へと転化していき、 脳天をトランス状態に導くクライマックスへと帰結する。
二枚組アナログ盤にはCD未収録の「Decay - The Symptoms Of Kali Yuga」を収録。こちらもアッティラのヴォイスがフィーチュアされている。
(ヴォーカル・トラック自体は「Decay 2」と同じか?)
24分11秒におよぶこの曲はSouthern Lordレーベルからリリースされたアッティラのコンピレーション『THE BEAST OF ATTILA CSIHAR』にMP3トラック として収録され、聴くことが出来る。
2007年4月にExpanded Editionとして『デイメア・レコーディングス』から新装再発。『LIVEWHITE』を加えた豪華三枚組仕様となった。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★



CROMONOLITHIC REMIXES FOR AN IRON AGE
(2004 / Southern Lord SUNN36.5)
sludge/distorted noise/ambient/drone/avant garde

SUNN O)))が他アーティストをリミックスした2曲を収めたアナログ12"。
EARTHリミックス・アルバム『LEGACY OF DISSOLUTION』から「Rule The Divine (Mysteria Caelestis Mugivi)」、MERZBOWリミックス・アルバム 『FROG REMIXED AND REVISITED』から「Catch 22 (Surrender Or Die)」を収録している。
どちらもCDとして聴くことの出来るリミックスだが、まとめて聴くことが出来るのが嬉しい。
DJ用としても使えるが、赤盤300枚、黒盤200枚という限定プレスゆえ、ターンテーブルで粗末に扱う人はそういないだろう。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★



LIVEWHITE
(2004 / Archive 7〜7.5)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

2004年7月28日、ニューヨークのブルックリン『Northsix』バーで行われたステージを収めたCD+シングルCDの二枚組ライヴ盤。
スティーヴン、グレッグ、レックス・リターという3人編成で「HELL-O)))-WEEN」や「NN)))」といった既発曲とインプロヴィゼーションの交錯する ライヴを展開している。
オフィシャル・ブートレグ的なリリースで、オーディエンス音源と言われるが、音質は良好。
内容もSUNN O)))のステージをあますところなく収めた凄いもので、初回盤200セット、セカンド・プレス300セットがあっという間にソールド・アウトに。
2007年4月、『WHITE2』日本盤Expanded Editionにボーナス・ディスクとして収録され、容易に入手できるようになった。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★



CANDLEWOLF OF THE GOLDEN CHALICE
(2005 / Anti-mosh 番号なし)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

2004年12月4日、イギリスのPeel Session用に収録された音源を収録した12"(同年21日にオンエア)。
両面同じ曲が収録されている。
スティーヴン、グレッグ、レックスの演奏による、19分半のヘヴィ・ドローン絵巻。
プレス枚数は不明だが、約1,000枚か?日本盤Expanded Editionに収録されなかったため、今後さらにプレミア高騰の可能性あり。 見つけたら押さえるべし!

(07/03/14)
★★★★★ ★★★



BLACK ONE
(2005 / Southern Lord SUNN50 / デイメアレコーディングス DYMC-028)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

"WHITE"シリーズを経て、再び漆黒の闇に回帰した、現時点での最高傑作。
前衛ギタリストのオーレン・アンバーチ、XASTHURのMalefic、LEVIATHAN〜LURKER OF CHALICEのWrest、BASTARD NOISEのJohn Wieseを加え、 サポート・メンバーにまったく光の届かない邪悪臭のする暗黒世界を構築している。
IMMORTALのカヴァー「Cursed Realms (Of The Winterdemons)」(やはりオリジナルとはかなり異なる)、BATHORYのQuorthonに捧げる「Bathory Erzsebet」など、ブラック・メタルへの オマージュ的要素も強い。
まったく容赦呵責のないドローン濁流が襲いくる67分だが、聴く者を引きつけて離さない魔力のようなサウンドは、"コマーシャル"と言って しまいたくなるもの。
『Southern Lord』メール・オーダーと会場売りのみの2,000毎限定2枚組ヴァージョンもあり。こちらには2005年、デンマークのロスキレ・フェスティバル で収録された『SOLSTITIUM FULMINATE』が付けられていた。
2007年4月にExpanded Editionとして『デイメア・レコーディングス』から新装再発。こちらのボーナス・ディスクには『LA MORT NOIR DANS ESCH/ALZETTE』 (下記参照)の全曲が収録されている。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★★



SUNN O))) / EARTH
Coma Angels
(2006 / Southern Lord SUNN 66-60)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

2006年ツアーで売られた限定盤ゴールド盤スプリットLP。
SUNN O)))の13分13秒の「Coma Mirror」、EARTHの16分28秒におよぶ「A Plague Of Angels」はそれぞれ『BLACK ONE』と『HEX』路線の未発表曲。
それぞれアルバムの延長線上にある曲で、前者はXASTHURの地獄から湧き出るうめき声が危険。
後者は寂寞感あふれるアメリカーナの悪夢に身震いさせられるインスト・トラック。
両バンドの魔力の虜囚となったリスナーをさらなる深淵に踏み入らせる一枚。
ファースト・プレス1,000枚はジャケの明度が高く、印刷のキメが細かくなかったが、それはセカンド・プレス1,000枚で修正された。
「A Plague Of Angels」は2007年リリースのEARTHの新作『HIBERNACULUM』にリミックス・ヴァージョンが収録された。

(06/12/17)
★★★★★ ★★★★



LA MORT NOIR DANS ESCH/ALZETTE
(2006 / Southern Lord SUNN 66.6)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

2006年2月16日、ルクセンブルグでのステージを収めたライヴCD。
EARTHのディラン・カールスン、元BEAVERのTOS、XASTHURのMalefic、シアトルのジャズ・トロンボーン奏者スティーヴ・ムーアを加えた6人編成のステージで、 圧倒的な音圧で潰しにかかる。
限定1,000枚のツアー・オンリー盤で激レアだったが2007年4月、『BLACK ONE』日本盤Expanded Editionにボーナス・ディスクとして収録され、 容易に入手できるようになった。
2007年5月のジャパン・ツアーのライヴはこれに近い内容になるのでは...?とも予想されたが。かなり趣の異なるものとなった。

(07/03/14)
★★★★★ ★★★★



SUNN O))) & Boris
ALTAR
(2006 / Southern Lord SUNN 62 / イノクシアIXCD-0006)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

US盤CDは初回限定5,000枚がボーナス・ディスク付きの二枚組。
日本盤CDは初回限定1,000枚がボーナス・ディスク付きの二枚組。
coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★★★



ORACLE
(2007 / Southern Lord SUNN 77)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★★★



DOMKIRKE
(2008 / Southern Lord SUNN 94)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★★



PENTEMPLE
OOO) PRESENTS...
(2009 / Southern Lord SUNN100 / デイメアレコーディングス DYMC-070)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★★



【初心】GRIMMROBES LIVE 101008
(2009 / Southern Lord SUNN 37.5)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★★



MONOLITHS & DIMENSIONS
(2008 / Southern Lord SUNN95 / デイメアレコーディングス DYMC-099)
heavy drone / power ambient / tonal amplified guitar music

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★★★