L
画像をクリックするとamazon.co.jpの該当アルバム・コーナーに飛びます。


LAB
Burning Leaf b/w Chihuahua
(1997 / It's Alive Records 番号なし)
desert

カリフォルニア出身、元BLAST(『SST』から4枚のアルバムを発表)のマイク・ニーダー(Mike Nieder-g)とブラント・ビョーク(Brant Bjork-g)ビル・トーガスン(Bill Torgerson-ds)、そしてデイヴ・ディンズモア(b)が'93年に結成した4人組の(おそらく)唯一の7"。
ノリ的にはFU MANCHUに近く、キャリアが長いわりには力任せなところが目立つ。
元KYUSSのブラント・ビョークにとってLABがどの程度"本業"バンドだったのかは判らないが、この7"を録音した後FU MANCHUに加入。
本作の後、'97年にリリースされたデモカセットにはIRON MAIDENの「Wrathchild」も収録されているという(未聴)。

(05/09/18)
★★★★★ ★★



LAB
LIVE FREE OR DIE
(1998 / 自主制作 番号なし)
desert

3人組となってリリースした自主制作ミニCD。
アップテンポの「Drive Rod」「Tiki」がかっこいい。フルレンス作を作ってから解散して欲しかった。

(99/02/25)
★★★★★ ★★


LAS CRUCES
RINGMASTER
(1998 / Brainticket 番号なし)
doom

テキサス出身のドゥーム4人組(+サポート・ギタリスト)による2ndアルバム。SOLITUDE AETURNUSのジョン・ペレス主宰の『Brainticket』からのリリースで、プロデュースも彼が手がけている。
サウンドはSOLITUDE AETURNUSそっくり。ただジョージ・トレヴィノの刻むリフ、マーク・ザマロンのロバート・ロウばりのヴォーカルなど、フォロワーでありながら実力のほどは窺え、聴いた後の満足度は高い。
本家ほどの壮大なスケールこそ感じられないが、楽曲の粒も揃っている。
なお彼らはデビュー・アルバム『S.O.L.』も同レーベルから発表している。

(99/07/25)
★★★★★ ★★★



LAST CHAPTER
THE LIVING WATERS
(1997 / Brainticket BTR-2232)
epic doom metal

テキサス出身のドゥーム4人組によるデビュー作。
「ブルース・ディッキンソンやクリス・コーネルのようなヴォーカリストを探している」と贅沢なことを言っているためにシンガーが固定せず、本作では全曲をSOLITUDE AETURNUSのロバート・ロウが歌っている。
音楽性もメロディアスなドゥームのため、ミニSOLITUDE AETURNUSと呼ばれても仕方ないサウンドだ(プロデュースもSOLITUDE〜のジョン・ペレスで、彼の『Brainticket』レーベルからリリースされた)。
相違点といえばややプログレ(というかPINK FLOYD)色が強いことだろうか。
オリジナリティには欠けるものの、楽曲はいずれも楽しめるものだし、ロウのヴォーカルは素晴らしく、押さえておく価値はあるだろう。
なおバンドのリズム・セクションはペレスのサイケ・ユニット、LIQUID SOUND COMPANYにも参加している。

(99/04/20)
★★★★★ ★★★



LAST CHAPTER
PATHS TO ALWAYS
(2002 / Brainticket BTR-010)
epic doom metal

5年ぶりにリリースされた2ndアルバム。
前作同様ジョン・ペレスのプロデュース、新シンガーとしてショーン・グリーンが起用されている。
歌唱スタイルがロバート・ロウに近いタイプのため、前作同様ミニSOLITUDE AETURNUSといった印象を受けるものの、SOLITUDE AETURNUSやCANDLEMASSを愛聴するエピック・ドゥーム・メタル・ファンにとってはかなり美味なのでは。
ラスト「The Yard」は初期BLACK SABBATH風のスロー・ドゥームで始まるが、大仰なヴォーカルが入ると再びエピック・ドゥームに戻ってひと安心。
ドラマーが交替しているが、あまり音楽性には変化なし。強いていえばプログレ的な展開が減った。
新布陣となっての活動が期待されたが、本作を最後に解散した。

(02/05/14)
★★★★★ ★★


THE LEMMINGS
THE MARCH OF PROVOCATION
(1999 / The Lemmings 4093526)
Sabbath vocals and Hendrix guitars

ニュージャージー・ストーナー3人組のデモテープに続く自主制作フルレンスCD。
オジー・オズボーンに似せたヴォーカル、ジミ・ヘンドリックスに似せたギターはややわざとらしいが、全体的に70年代初頭のオールド・スタイルをかもし出すことに成功している。
インスト・ジャムにどっぷりと浸るとじんわりと心地良い。
同じニュージャージーでもSOLACEのようなモダン・ヘヴィ・グルーヴ派、ROADSAWやDRAGPACKのような肉体労働者派とも異なったスタイルを前面に出していて興味深い。
なおデモテープは4曲入りだが、本作未収録の2曲も入っている。

(99/08/25)
★★★★★ ★★★


LIGHT BRIGHT HIGHWAY
MOON GLORY AND THE 7TH SUN
(1999 / Two Ohm Hop TOH001)
space / psychedelic / ambient

『Two Ohm Hop』レーベルからの第一弾リリースのひとつ(LP)。 スペーシーなアンビエント・インスト・サウンドが全編続く。
トリップ時のBGMとしては良いかも知れないが、正直とっかかりがない。褒めることも貶すことも殊更にないアルバム。

(99/05/09)
★★★★★



LIQUID SOUND COMPANY
EXPLORING THE PSYCHEDELIC
(1996 / Brainticket BTR-2173)
psychedelic

SOLITUDE AETURNUSのジョン・ペレス(g)がLAST CHAPTERのリズム・セクションを率いて制作したサイケ・プロジェクトのアルバム。
基本的にヘヴィ・ロック・アルバムではなく、LSDトリップを思わせるサイケ・サウンドだ。
ただドゥーム・メタルっぽいナンバーもあるし、ロバート・ロウ(vo)が参加したまんまSOLITUDE AETURNUS風ナンバーもあるため、決して距離は感じない。
サイケな部分もある程度ロック的なフィルターを通されているので聴きやすく、楽曲の出来も良い。
これを本業にされてしまっても困るが、サイド・プロジェクトとしては十二分に聴き応えのある好作品。

(99/04/22)
★★★★★ ★★


35007 (LOOSE)

click here


LOST BREED
THE EVIL IN YOU AND ME
(1993 / Hellhound HELL023)
doom metal

カリフォルニア・ドゥーム4人組の(たぶん)デビュー作。80年代後半、SAINT VITUS在籍時のワイノが関わっていただけありTHE OBSESSEDを思わせるサウンドで、ヴォーカルもワイノをダーティーにした感じ。THE OBSESSED同様ドンヨリ感の薄いドゥーム・メタルをプレイしている。アップテンポ・ナンバーも多く、B級臭ぷんぷんだ。
ワイノは本作で3曲の歌詞を提供、「Coffin Cheater」ではバック・ヴォーカルも(というよりも乱入デュエット)。
C級ドゥームの宝庫『Hellhound』レーベルの中ではB級の彼らはかなり高いクオリティを誇っていると言えるだろう。
ただパット・ライドンのヴォーカルは音程のフラット具合が聴きづらい箇所も。オジー〜ワイノからの影響を考えると、このようなスタイルは仕方ないのだが。

(99/08/26)
★★★★★ ★★


LOST BREED
SAVE YOURSELF
(1994 / Hellhound H-0033-2)
doom metal

前作『THE EVIL IN YOU AND ME』の評判が良かったのか、翌年早くも新作をリリース。
本作にはワイノは関わっていないが音楽性はほとんど変化なく、全編THE OBSESSEDスタイルのドゥーム・メタルだ。楽曲も同レベルで、特筆すべきことはないが十分楽しめる佳作。
切断されたキリストの首を東洋人や黒人が見つめるジャケットも雰囲気を出している。

(99/08/26)
★★★★★ ★★


LOST BREED
WINO DAZE
(1996 / Doom Records DMCD09)
doom metal

悪名高い『Doom Records』からのリリース。
クレジットが正しいならば'88年、公式デビュー前にレコーディングされたデモで、ヴォーカルはすべて当時SAINT VITUS、後にTHE OBSESSEDを復活させるスコット"ワイノ"ワインリックが取っている。エンジニアは後にバンドにシンガーとして加入するパット・ライドンだ。
全6曲中3曲が後に『THE EVIL IN YOU AND ME』に収録されたナンバーで、MOTORHEADで知られる「Iron Horse (Born To Lose)」もカヴァーされている。
内容は彼らの公式作品よりも良いぐらいで、音質も良いのだが、CD-Rにカラーコピー・ジャケで$25というのは明らかにボッタクリ。正直その価値はなく、あくまでLOST BREEDマニア向けだ(いるのか?)。

(99/08/26)
★★★★★ ★★


LOST GOAT
Goat b/w October
(1997 / Alternative Tentacles VIRUS208)
female sludge metal

女性2人、男性1人からなるスラッジ・トリオの1stアルバムに続く7"。ジェロ・ビアフラ率いる『Alternative Tentacles』からリリースされた。
サンフランシスコ出身、サタニックなイメージ、女性ヴォーカルのスラッジ・バンドというとACID KINGが頭に浮かぶが、サウンド的にややカブる部分も。
ただACID KINGよりもストレートなロック色が強く、ソングライティング、演奏とも十分に楽しめるもので、わずか2曲ながら満腹度は高い。
現在では徐々にレアになってきているので、今のうちにゲットしておくこと!

(00/02/22)
★★★★★ ★★★


LOST GOAT
EQUATOR
(1999 / Man's Ruin MR144CD)
female sludge metal

居を『Man's Ruin』に移しての2ndアルバム。
さらにロック色が強まり、ACID KINGとはもはや比較対象とならないサウンドを構築している。またインスト・ジャムが強化、ぜひライヴを見たい!と思わせる内容だ。
MC5の「Poison」をズシッと重くカヴァー。
いわゆる『Man's Ruinスタイル』のストーナーとはやや一線を画するし、ややあっさりしたサウンドが腹八分目だが、CD代の分はたっぷり楽しませてくれる。

(00/02/22)
★★★★★ ★★★


NEBULA/LOWRIDER
DOUBLE EP

→NEBULAの項を参照のこと。


SPARZANZA/LOWRIDER
Burnin' Boots b/w Lameneshma

→SPARZANZAの項を参照のこと。


LOWRIDER
ODE TO IO
(2000 / Meteorcity MCY012)
heavy groove rock

スウェーデンのヘヴィ・ストーナー・バンドがNEBULA、SPARZANZAとのスプリットを経て満を持して発表した単独デビュー・アルバム。
スプリット作品でもKYUSSクローンの域に留まることのない存在感を誇示していた彼らだが、全10曲の本作はさらに聴き応えたっぷり。リスナーを強烈なグルーヴの嵐にいざなってくれる。
「Flat Earth」「Texas Pt I & II」がモロKYUSSだったり、「Dust Settin'」がALICE IN CHAINSの「Them Bones」そっくりなどオリジナリティに欠ける気もするし、ヴォーカルの表現力不足も感じられるなど、『Meteorcity』レーベルの作品の中では決してレベルの高い部類に入るアルバムではないが、スケールの大きなヘヴィ・グルーヴは圧巻。RAGE AGAINST THE MACHINEの「Freedom」を思わせる「Saguaro」のリフも沸点を突破。
ヘヴィ・グルーヴ・リフの数々だけでも新品CD代の価値がありそうだ。

(00/09/20)
★★★★★ ★★★