I


INFLATED
WE BUILT OUR STRENGTH ON AMPLIFIERS
(1999 / No Brain NBR010)
stoner groove

イタリー出身のストーナー・グルーヴ4人組の8曲入り、22分のミニアルバム。
ノリの良いグルーヴ感にがなり立てヴォーカルが乗ったストーナー・ロックで、楽しめる。
ただ、今ひとつキャラが立っていないのが残念。
ライヴが見たいと思わせるサウンドだが、正直本作は"並"の出来。

(00/06/07)
★★★★★ ★★


IRON LUNG
CHASING SALVATION
(1998 / Progress PCD-43)
doom metal

ニューヨーク州出身の5人組ドゥーム・メタル・バンドのデビュー作。
SAINT VITUSやTHE OBSESSEDの伝統に忠実なSABBATH路線のドゥーム作で、『Hellhound』系っぽいB級感も漂っている。ただヨーロッパ勢のようにウェットではなく、Mr.ブッシュのヴォーカルにはCLUTCHにも通じるオヤジ臭さもあり。
オリジナリティはあまり感じられないし、荒れ地が写っているだけのジャケットはいちじるしく購買欲を削ぐが、楽しめる内容だ。

(99/12/14)
★★★★★ ★★



IRON MAN
BLACK NIGHT
(1992 / Hellhound HELL022)
doom metal

ワシントンDCの"黒いアイオミ"アルフレッド・モリスIII世が率いる4人組のデビュー・アルバム。
モリスのギターとロブ"ザ・レチェッド"レヴィーのヴォーカルはもろ初期SABBATHクローンであり、オリジナリティに関しては難ありと言わざるを得ないが、この徹底ぶりは見事だ。本物を聴けば事足りるとはいえ、一度聴いてみても損はないだろう。
ちなみにモリスは本バンド結成以前FORCEで活動していたが、その頃から徹底してアイオミに傾倒していた。
なおレヴィーは本作リリース後脱退、'99年8月に『Stoner Hands Of Doom』フェスティバルを主催、成功に終わらせている。

(99/10/10)
★★★★★ ★★



IRON MAN
THE PASSAGE
(1994 / Hellhound H0034-2)
doom metal

4人のうち黒人2人を残してメンバー総入れ換えを行った2ndアルバム。
新加入のシンガー、ダン・ミカラック(体躯が分厚いレスラー体型)はブルース・ディッキンソンやロニー・ディオのようにドラマチックに歌い上げるスタイルの持ち主で、バンドの音楽性にかなり変化をおよぼすことになった。本作で聴けるサウンドはディオ期のSABBATH、あるいはCANDLEMASSにも通じるエピックなドゥーム・メタルである。彼の歌い方のクサさが鼻につく箇所もあるが、アルバムの出来は前作に勝る。
そんなサウンドの変化にも関わらずアル・モリスIII世のギター・サウンドはバリバリのアイオミ・クローンぶり。ここまで一本筋が通っていると拍手を送りたくなる。

(99/10/10)
★★★★★ ★★



IRON MAN
GENERATION VOID
(1999 / Brainticket BTR2630)
doom metal

すっかり人々の記憶から消え去っていたIRON MANが突如復活。3rdアルバムを引っ提げて還ってきた。
本作ではアル・モリスIII世(g)とダン・ミカラック(vo)を除く2人がメンバー交替。ジンジャーなる女性がベースを弾いている。前作でレスラー体型を見せていたミカラックは本作のジャケ写真では著しく目つきが悪くなっており、凶悪犯罪者ばりだ。
本作においてモリスはアコースティック弾き語りもフィーチュアするなど音楽性の幅を広げているが、ことソロになると"黒いアイオミ"の面目躍如。5年の年月を経てもバンドの基本的な路線は同様だ。
一方ミカラックの歌唱法には変化が見られ、オジー風に歌ってみたりハイトーンのシャウトをしてみたり多彩になった。ただ、それが完全にこなれておらず、正直前作よりもヘタになった印象を受ける。
またヴィック・トマソのドラム・ソロをフィーチュアした「Juggernaut」は正直蛇足のように感じるし、全曲を通じてもう少し歌メロに注意を払って欲しかったような気もする。
前2作と較べるとそんな欠点が目立つが、決して大幅にクオリティがダウンしているわけではない。最初の2作を楽しめたリスナーなら本作も十分オッケーだろう。
何故かモリスの名義がIII世からII世に変わった。

(99/10/10)
★★★★★ ★★



IRON MONKEY
IRON MONKEY
(1997 / トイズファクトリー TFCK-87141)
sludge

CD album; coming soon。

(02/--/--)



IRON MONKEY
OUR PROBLEM
(1998 / Earache MOSH207)
sludge

CD album; coming soon。

(02/--/--)



IRON MONKEY / CHURCH OF MISERY
WE'VE LEARNED NOTHING
(1999 / Man's Ruin MR132CD)
sludge / doom sludge

Split CD album; coming soon。

(02/--/--)


ACRIMONY / IRON RAINBOW
Mother Slug b/w The Castle

→ACRIMONYの項を参照のこと。


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